SCS評価制度とは

取引先の資料で「SCS評価制度」という言葉を見ることが増えてきました。

SCS(サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度)は、取引先との間でセキュリティ対策の水準を★の段階で示すための制度です。運営はIPAで、2026年3月に制度の枠組みが公表されました。企業の格付けを競わせるものではなく、取引のなかで「どの水準を求めるか」を話し合うための共通の物差し、という位置づけです。

取得は義務ではありません。取引先から確認を求められることはあっても、国の制度として全社に取得義務があるわけではなく、あくまで契約上の話になります。「取得しないと取引できない」といった説明での勧誘については、経産省と内閣官房が注意喚起を出しています。

★3・★4・★5の違い

★1・★2はSECURITY ACTIONが担い、SCS評価制度として新たに定められているのは主に★3以降です。★3は自己評価に専門家の確認、★4は第三者評価と技術検証が必要な水準です。★3を取っていないと★4に進めない、という関係ではありません。★5は要求事項などがまだ検討中です。

★3と★4の違いや要求事項の中身は、また別の記事で書きます。

2026年8月時点で分かっていること

★3・★4の要求事項と評価基準がIPAのサイトで公開されています。申請の手続き、解説書、費用、専門家・評価機関の一覧は、これから順次公表される見込みです。運用開始は2026年度末から2027年3月頃を目安にしている、という説明が出ていますが、いずれも予定であり変わる可能性があります。